今から100年以上前にイタリアのマリア・モンテッソーリ女史が考案した教育メソッドです。
彼女は医師であり、科学者であり、教育家でありました。
一人一人の子どもを観察することによって、子どもには自ら成長しようという「自己成長力」が内在しているという発見をしました。
子どもは周りの環境(人的・物的・教育的)を自分に取り入れながら、各々の自然な自己成長プログラムによって成長していきます。ですから、主役は子ども、指導者は脇役です。
子どもにはそれぞれある時期に特定のものに強い興味を示す「敏感期」というものがあり、この時期に自分が満足するまで十分にその活動をさせてあげることで、子どもが自ら求めて獲得したいと思った能力を得られるのです。ここまでお読みいただいておわかりかと思いますが、受け身でなくひじょうに能動的な活動なのです。(アクティブラーニング)「日常」「感覚」「言語」「数」「文化」の5分野に分かれたさまざまな種類の教具があり、それぞれに目的があり、子どもの集中力と発達を促します。
大人は仕事をします。仕事には責任が伴います。モンテッソーリ教育では「遊ぶ」という言葉の代わりに「お仕事をする」という言葉を用います。
“活動の本当の目的”というのは、
自分で選び最後までやり、お片付けまで自分でやる責任を伴うものだからです。